1・2年合同で江ノ島に行ってきました✨

皆さんこんにちわ！

今回はツボの紹介ではなく、特別編としてお送りいたします。

6/19に我々鍼灸師にとってゆかりの深い杉山和一氏について学ぼう！ということで、１・２年の有志13名と教職員で江ノ島に行ってきました。

杉山和一　引用：一鍼堂

杉山和一氏は幼少期に感染症にかかって失明、医療の道を志し、鍼灸を学びました。

当時鍼灸は徒弟制度でした。和一氏は盲人鍼灸師の山瀬琢一に入門するも破門されてしまい、その後江の島に断食修業に入りました。修業が終わり江の島を後にしようとした際に大きな石（のちにこの石を福石と称す）に躓いてしまいます。

転んだ際に腕に痛みなく刺さっていた松葉に気づき、確認すると松葉が筒状の中に入っていた事がわかりました。その体験から「*管鍼法」を考案し、視覚障害があっても正確に鍼が打てる技術が広がりました。現在も鍼灸師養成校（鍼灸学校）では管鍼法を用いて鍼を刺しています。

*管鍼法：鍼を細い管に入れ皮膚に当て、管から出ている部分を軽く叩いて鍼を刺す方法

　引用：脳梗塞リハビリセンター

また和一氏は世界で初めて視覚障害者向けの鍼灸教育施設を開設、鍼やあん摩を職業として広めた人物です。現在は各都道府県にある盲学校として引き継がれています。

また、時の徳川幕府５代将軍・綱吉の病をいやしたことで、盲人の中でも最高位といわれる総検校の地位につきました。

以上が簡単な杉山和一のエピソードとなります。

鍼灸学校では1年次に『基礎はりきゅう理論』を学びます。一番身近で当たり前のように用いている管鍼法を考案した杉山和一の生涯を学ぶことができ、学生たちは身の引き締まる思いと、いかに杉山和一が偉大な人であったかとうかがい知ることができました。

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