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知っておきたい医療機器のお話
今日は夏の日差しですが、そろそろ梅雨入りしそうな5月末。
先週の金曜日は大荒れのお天気でした☔
そんな中、2年生の実習2回目が行われ、
今回は「物理療法機器」について学びました。
整骨院や整形外科などに行ったことのある人なら見たことのある医療器械ですが、
実は鍼灸ではなかなか学ぶ機会はありません。
鍼とお灸も言ってみれば物理療法の一種、と言えます。
鍼やお灸を機械で再現できないか?というコンセプトで開発されたものもあり、
言わば、鍼灸にとっては「ライバル」といったところ。
このSSP(Silver Spike Pointの略)という機械などはその代表格。
「刺さない鍼」などともいわれる電気治療器です。
しかし、最近では病院に勤める鍼灸師も増えてきていますし、
鍼灸整骨院などに就職すれば扱えるのが当たり前。
今回は2学期からの整形外科実習を見据えて物療機器を知っておく、
というのが主要な目的ではありますが、
それぞれの特性を知り、実際に体験をしてみることで、
鍼灸との併用も考えられるのではないか?
講師には大手物療機器メーカーの
「株式会社日本メディックス」の方にお願いしました。
私も柔整師として整骨院に勤めていたころには
低周波や干渉波、超音波、マイクロ波などは毎日患者さんに使っていたわけですが、
今回学生たちと一緒に説明を聞いてみて、それぞれの特徴や効果があって、
どの治療ポイントを狙うのにどの機械が適応なのかなどということ、
きちんと学んだことがなかったなと…
前半の座学ではわかりやすい資料を作成し配布していただきました。
かなり真剣にメモを取っている様子が見受けられましたよ。
それぞれの機器の説明についてはここでは割愛しますが、
とにかくみんなの楽しそうなことと言えば…
体験では4つのブースに分かれて体験させてもらいました
こちらは超音波のブース。
初めて触る人がほとんどで
プローブが密着できていなくて、時々エラーも出ていたようですが、
最後には使い方にもすっかり慣れてしまったようです。
気持ちよさそうですね。
マイクロ波のブース。
思い思いに腰や肩に照射しています。
干渉波のブース。
「ほんとにもまれているみたい」と驚きの声が上がっていました。
そしてSSP複合機はマイクロカレント(微弱電流)やハイボルトを搭載。
私の現役の頃にはなかった新しい治療法です
SSPのピリピリとする感覚が「鍼と似ている」とか、
ハイボルトで勝手に手足が動いたり、
治療後の変化に驚きや爆笑が巻き起こっていました
マイクロカレントは一部の鍼灸用低周波治療器にも搭載されていたり、
美容業界などではおなじみですが、
上の写真のように手足に装着して2分ほど電流を流すと、
立位前屈の柔軟度が格段に上がって歓声が上がっていたり…
電気はほとんど感じないのに不思議ですよね
さて楽しい時間はあっという間。
私はタイムキーパーをしながら、各ブースの様子に耳を傾けていたのですが、
「ここの数字はどういう意味があるんですか?」と
モニター表示のかなり細かいところまで質問していたり、
「ローンで月々払うとしたら…」と開業後のシュミレーションをしている学生まで!
実際、鍼灸院に導入されるケースも増えているそうです。
こちらの予想以上に学生たちは高い関心を示し、
日本メディックスの方に様々な質問をしていたようです
「楽しかった!」
「めちゃめちゃ勉強になった!」
興奮冷めやらぬ様子で雨上がりの道を帰っていきました
精密機械の運搬に思わぬ悪天候も重なり、
日本メディックスの皆さんには大変なご負担をおかけすることになってしまいましたが、
学生たちがはりきゅう実技以上に楽しそう?な様子で
今回お願いして本当によかったなと思いました。
ありがとうございました!
(文責/撮影 寺田)
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