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鍼灸学科
東洋医学のおはなし~気と血の関係②~
先週は、古典について書きましたので、東洋医学のおはなしはお休みでした。
今回は、気と血の関係の続きです。
気の血に対する作用は以前のブログをどうぞ。
血の気に対する作用は、2つあります。
血は気を化生する
気の正常な化生には血の充足が欠かせません。
気は脾・肺・腎の機能によって化生されていますが、これらの臓腑が正常に働くには血による滋養が不可欠なのです。
血は気を載せる
血の構成には営気という気のひとつがありました。
このように、血の中には気が存在し、血が体外に漏れ出ることなく全身をめぐることができています。
気の血に対する作用、血の気に対する作用それぞれご紹介しましたが、気と血はお互いに作り出しあったり正常に働くために影響しあったりしているのです。
血と気は一体化していて、例えば出血がおこると、血とともに気も消耗してしまうのです。