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鍼灸学科

東洋医学のおはなし~気と血の関係~

今週は、気と血の関係です。

これまた深い関係があり、切っても切れない関係性があります。

気と血はともに水穀の精微から作られ、共同で生命活動を維持しています。

生理的に影響を及ぼし合うため、病理的にも密接な関係にあります。

 

気の血に対する作用は、生血・行血・摂血の3つに分けられます。

 

気は血を生み出す(生血)

血は脾や腎といった臓腑の機能によって作り出されます。

その臓腑の機能を発揮させるためには、気の働きが欠かせません。

気が充分にあり、機能も正常に働いていると、血を作る力は高まります。

気が不足すると、血を作る力は弱まるのです。

そのために、気虚が改善されないと血虚が引き起こされたり、気血が同時に不足する気血両虚が多く見られたりします。

 

気は血をめぐらせる(行血)

血は陰の性質を持っており、血だけでは順調にめぐることができません。

そこで、陽の性質を持ち、動き回ることができる気の働きによって全身をくまなくめぐっています。

気の推動作用によって血は動かされています。

そのために、気虚や気滞がおこると血行不良がおき、血瘀へと進行していくことが多くあります。

気は血を固摂する(摂血)

血が全身を順調にめぐるには、先ほどの推動作用による働きだけでなく、気の固摂作用も大切です。

気の固摂作用によって、正常に脈中を流れ、血が外に漏れ出ることがないようにしています。

気の固摂作用が低下すると、出血がおこりやすくなり、気不統血といわれる病理変化がおきます。

 

今日はオリオン座流星群見えるかな👀

(あんまり条件はよくないそうですが、、)