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東洋医学のおはなし~津液の働き~
はりきゅう学科は今日から期末試験週間です。
既にフライングで試験が終わった科目もありますが、今日から一週間、試験があります。
1年生は初めての期末試験ですから、学生さんはもちろん教員もドキドキしています💦
私は、思い返せば中学生の頃から試験前は夜遅くまでやるよりも、朝早く起きて勉強する派でした。
夜ってやろうと思えば際限なくできますし、睡眠不足になれば圧倒的にパフォーマンスが落ちてしまうタイプだったので、それだったら朝にやろう!ということで、母に起こしてと頼んでいました(笑)
それに、試験があるのは学校がある時間。夜ではありません。
国家試験に向けて勉強するようになってからは尚更その時間に目がさえている状態にしたかったんですね。
正直、朝起きれず結局勉強時間が少ない…なんてこともありました。
でもそれはそれで、良く寝たから頭が働くはず、と(開き直って)思うようにしていました。
試験に向けての勉強ってなにも直前だけしかやってはいけないことはないですからね。
毎日、ちょっとずつ、授業で教わったところだけでももう一度見直して、理解をする努力を積み重ねておけばきっと成績アップに繋がります。
知ってることが増えていく、できなかったことができるようになっていくって楽しくないですか??
勉強っていうと堅苦しい感じがしますが、知ってることが増える、できることが増えるって考えると結構楽しいものですよ♪
前置きがだいぶ長くなりましたが…
今回は津液の働きについてです。
津液とは、体内における正常な水液のことでした。
生理学でも体重の約60%は体液と言われていて、水分は人体を構成して正常に働かせるために欠かせないものです。
津液の働きの大きなところは、滋潤と滋養です。
津液は液体ですので、滋潤つまり潤すという点においてはとても大きな役割を担っています。
九竅と言われる、五臓と体外をつなぐ孔(目、鼻、耳など)を潤したり、関節を潤して動きを滑らかにしたりしています。
臓腑や骨、髄にも津液は入りこみ、潤滑の役割を担っています。
そして津液には栄養分もあるので、先ほど挙げた場所で滋養も行っています。
また、津液は血の構成成分でもあったので、血が通る血脈を満たすという役割もあります。
津液は飲食物から得ることができます。
暑い日は汗によって津液は消耗しがちです。
体内に熱がこもることでも津液は傷つけられてしまいます。
熱中症対策でも叫ばれていますが、こまめな水分補給は忘れずに!!