3月12日（金）令和2年度　卒業証書授与式

本年度の卒業証書授与式は、新型コロナウィルス感染対策下において、規模を縮小し開催しました。

町田市民ホールで行われた式典では、卒業生の呼名のみとさせていだたきました。ご父兄の皆様にもご列席いただき、晴れ着姿（袴）の卒業生も多く、とてもよい式典となりました。関係者の皆様に御礼申し上げます

（授与式の様子／最前列が介護福祉学科の学生達です）

卒業証書の授与は代表者のみであったため、式典の後は、1号館に移動し各教室にて学科長から卒業証書を渡しました。学生一人一人にもコメントしてもらい、ほのぼのとした雰囲気のなか、涙あり笑顔ありの時間となりました

学生ひとり一人のコメントでは、

「国家試験の勉強で煮詰まっている時、クラスメイトに助けてもらった」

「大変だったけど、みんながいたからがんばれた」

「消極的な自分を、クラスのみんなが支えてくれた」

と、いずれも仲間であるクラスメイト達への感謝の言葉があふれていました。

（教室内の様子／壇上に立ち、ひとりずつコメントしました。）

介護福祉の仕事は、たったひとりではできません。

チームで考え、チームで支えていきます。みなさんが、同期の仲間に支えられたように、今度はみなさんがチームで利用者様を支える番です。

21期生がアルファの学生生活で培った「ともにおこなう」「ともに支える」というワン・チームとしての精神を、社会に出てからもおおいに活かし、介護の現場で活躍してほしいと思います。

（髪の飾りつけがどれも可愛らしく、素敵なので撮らせてもらいました）

わたくしからは、この場を借りて卒業生に贈る言葉として、ある「詩」を記したいと思います。高齢者施設に勤務している時、ある利用者様が、わたくしに朗読してくれたもので、生涯大切している詩です。

「二度とない人生だから」　坂村真民

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないようこ
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日　しずむ日
まるい月　かけてゆく月
四季それぞれの星々の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう

（仏教詩人・坂村真民　参考Webサイト：http://www.shinmin-museum.jp/）

21期生のみなさん、卒業おめでとうございます。
立ち止まりそうになったとき、悩んでしまったとき、嬉しい報告があるとき、どうぞいつでも学校に顔を見せにきてください。卒業してからも、ずっと応援しています。みなさんの可能性はどこまでも無限大です

（記入者　教員小菅）

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