当校では、コロナウイルス感染対策から、体験授業を中止していましたが、6月20日からようやく再開しました。今後も感染防止に努めながら、慎重におこなっていきます。
再開して最初の体験授業のテーマは「介護レクリエーション体験」でした
レクリエーションは「人の生活に欠かせない活動の総称」とも言われており、リ・クリエイト=“つくりなおし”のという意味も持っています。レクリエーションを通して、活動・参加・交流が増えていき、役割・自信・活気に繋がる可能性があり、とても大切な援助法のひとつです。
さて、そんななか、まず最初に体験してもらいたいと用意したのがこちらの物品です。
軍手、あずき、コップ、箸、トングのようなスプーン(多目的スプーン、サラダスプーンともいいます)、袋に入ったおはじきと黒豆…???
これらの道具を使って、まず「高齢者の方の指の使いづらさ」を体験してもらいました
つまむ、はさむ、つかむ・・・という一連の動作は、加齢(年齢をかさねること)とともに、だんだんとままならなくなっていきます。「ままならない」を辞書で引くと「思い通りにならない。自由にならない。」と書いてあります。
わたくしが、介護福祉を勉強するみなさんに体験を通して知って欲しいなと思うのは、この「ままならなさ」や「しづらさ」です
指の動かしにくさを知ったみなさんは、今後どこかでそのような場面に遭遇したら、きっとその方に、良い対応や良い支援をしていけるのではないか…そんな風に思っています。
さて、まず、利き手に軍手を3枚(!)かさねてはめていただき、このあずきを箸で1粒ずつコップに移してもらう体験をしてもらいました。ノルマは5粒!
使うお箸やスプーンは「自助具」と呼ばれる道具です。自助具とは、動作がむずかしくなってきた方が、より便利に、より容易に自分で行えるよう工夫された道具のことをいいます
さて次は、袋に入った黒豆とおはじき。小銭の入ったお財布に見立てています。このなかから、おはじきだけを軍手3枚重ねた指のほうで取り出してもらいます。ノルマはおはじき全部!
参加者からは、「むずかしかった」「たいへんだなと思った」「いい体験ができました」「これからは、レジで並んでいる時に見かけてもイライラしないようにします」「ふだん、わたしが取りにくそうにしていると、娘が手伝ってくれるんですよ。(同行されたお母様からの感想)」などの感想をいただきました!
なお、レクリエーション体験では、ソーシャルディスタンスを保ちながら、脳のトレーニング(脳トレ)になるようなクイズなどを一緒におこない、「パタカラ体操」(口腔体操)の意義についてお話ししました。
久しぶりの体験授業、わたくしも楽しかったです!
今後もさまざまな体験授業をおこないますので、興味のある方はぜひご参加ください。オープンキャンパスは予約制なので、ご予約をお願いしますね。
(記入 教員小菅)
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★★オープンキャンパスのお知らせ★★
現在、当校のオープンキャンパスは感染防止に最大限注意しながら開催しています。(予約定員制ですのでどうぞご注意くださいね。)⇒詳しくはこちら
6月28日(日)10:00~12:00(9:30受付開始)
体験授業付きオープンキャンパス*保護者同伴可
【完全予約制】高齢者体験をしてみよう!! ~実際に高齢者になりきってみよう~
在宅からの進路相談や、ウェブ上の相談なども様々な方法で受け付けております。⇒詳しくはこちら
アルファのことが気になる方、福祉の進路を考え中の方、どうぞお気軽にご参加くださいね。